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Society 5.0

Society 5.0

2024-11-30

1 文明化社会 BC3万年頃~BC3500年頃【第一の波】

■Society1.0(狩猟社会)BC3万年頃~ 
 (石器・土器/火)
 野生の動植物の狩猟や採集を生活の基盤とする社会。

■Society2.0(農耕社会)BC3500年頃~ 

・単一機械発明(金属器/家畜)
 田畑に作物のもととなる種子・苗・球根などを植えて育て、継続的および循環的にその生産をあげていく社会。
 
 力を増幅させ向きを変更させる、最も基礎的な装置である、「ねじ・くさび・てこ・滑車・輪軸・車輪」が発明された。

2 工業化社会 18世紀~【第二の波】

■Society3.0(工業社会)18世紀~ 

・第1次産業革命(機械化/動力)
18世紀半ばから19世紀にかけて起こった一連の「技術革新」「資本蓄積」「都市労働力の増大」、それにともない社会構造の変革が起きる。
 
産業革命において重要な変革は、綿織物の生産過程におけるさまざまな「技術革新」と製鉄技術の発展で、そしてなによりも蒸気機関の開発による「動力源」の刷新が起きる。
 
「交通機関の発達」により市場は農村から都市へ拡大し、さらに貿易により海外にも及ぶ。

■Society3.5(工業社会)19世紀~ 

・第2次産業革命(効率化/電力)
19世紀後半はイギリス以外にドイツ、フランス、アメリカ合衆国の工業力が増大し、イギリスとの相対的な位置付けからこれらの国の技術革新を意味する。
 
この時代には、化学、電気、石油、鉄鋼の分野で「技術革新」が進んだ。
 
消費財の大量生産という仕組みの発展も加え、食料や飲料、衣類などの「製造の機械化」「輸送手段の革新」が進んだ。
 
さらに「電化」という点では映画、ラジオおよび蓄音機から始まり、テレビや洗濯機などの一般向け「家電」という新たなジャンルが開発され、自動車とともに大衆のニーズに多大な変化を起こした。
人類は、石と土から始めて木、金属、繊維、化成材などの幾多の「道具」を生み出してきました。
また、人力から始めて家畜、蒸気、電気、原子力といった「動力」を生み出してきました。
そして現代では、「電磁力」を応用したIT技術により情報化社会を高度化させています。
  
「100年に一度の産業革命」といわれる今、時代の変化に対応するために、産業の歴史上でのDXの位置づけを、俯瞰的に理解しておく必要があります。
人類は革新的な道具や技術の進歩がなされるたびに、大きくその潮流を読み進化の方向を選択して来ました。

3 情報化社会 20世紀~【第三の波】

■Society4.0(情報社会)20世紀~

・第3次産業革命(自動化/デジタル)
ファクトリーオートメーション(FactoryAutomation)
 工場における生産工程の自動化を図るシステム。
 
エレクトロニクス電子工学(Electronicsengineering)
電子のもつ運動エネルギー、位置エネルギーなどを利用して電気信号の発生,増幅,制御を行う。
 
オートメーション自動操作(Automationengineering)
人手でほとんど操作せずに、機械が自分で調整しながら仕事をする装置。
 
産業用ロボット(Industrialrobotics)
人間の代わりに、工場での組み立てなどの作業を行う機械装置(ロボット)。
 
デジタイゼーション(Digitization)
デジタル技術を活用することでビジネスプロセスをデジタル化し、業務効率やコスト削減をする。
 
インターネット(地球規模ネットワーク)
インターネット・プロトコル・スイート(TCP/IP)を使用し、複数のコンピュータネットワークを相互接続した、グローバルなネットワーク。
 
移動体通信(モバイル)
移動することのできる(通信線路に接続されていないかつ固定無線局でない)電気通信。
 
IT(情報技術)(InformationTechnology)
インターネットなどの通信とコンピュータとを駆使する情報技術そのもののこと。
 
デジタライゼーション(Digitalization)
デジタル技術を活用することで自社のビジネスモデルを変革することで新たな事業価値や顧客体験を生み出すこと。
 
ICT(情報通信技術)(InformationandCommunicationTechnology)
インターネットなどの通信とコンピュータとを駆使する情報技術を活用してさまざまな人やモノをつなげていくこと。

4 高度情報化社会 21世紀初期~

■Society4.5(高度情報社会)21世紀初期~

・第4次産業革命(最適化/ネットワーク)
IoTやAIを用いたサイバーフィジカルシステムを導入して「スマートファクトリーを実現する社会。

Google・Amazoneなどのクラウド・ビッグデータサービス活用
アナリティクス・ソーシャル技術・モビリティー。
 
仮想と物理の世界を融合
人/モノ/ビジネスが直接つながり、顧客との関係が瞬時に変化していく状態が当たり前となる。
 
エコシステム
経済的な依存関係や協調関係、または強者を頂点とする新たな成長分野でのピラミッド型の産業構造。
 
モバイルプラットフォーム
モバイル機器に組み込まれてソフトウェアの動作基盤となるシステムのことである。モバイルプラットフォームは、一般的にはモバイル機器向けのオペレーティングシステム(OS)と同義。
 
クラウドコンピューティン
インターネットなどのコンピュータネットワークを経由して、コンピュータ資源をサービスの形で提供する利用形態。

5 超スマート社会 (Society5.0)21世紀中期~【第四の波】

■Society5.0(超スマート社会)21世紀中期~

・第5次産業革命(バイオテクノロジーの融合)
必要なもの・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供し、社会の様々なニーズにきめ細かに対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といった様々な違いを乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる社会。地球規模の問題解決が可能となる。

CPS(Cyber-PhysicalSystem)人間拡張技術
実世界(フィジカル空間)にある多様なデータをセンサーネットワーク等で収集し、サイバー空間で大規模データ処理技術等を駆使して分析/知識化を行い、そこで創出した情報/価値によって、産業の活性化や社会問題の解決を図っていく。
 
革新的なAI用ハードウェア技術とAI応用システム
高度な情報処理能力と機械学習などの学習機能を有し、必要なときに必要な情報を提供できるシステムや仕組みとして、AIを応用。IoTによって膨大な量のビッグデータが蓄積されていく。そのデータを解析して最適な情報を導き出すのがAIの役割だ。将来的にはAIによって新たな価値が社会にもたらされる。
  
AI応用の自律進化型セキュリティ技術
NGAVでは、従来のAV・EPPで使われたパターンマッチング技術とは異なり、振る舞い検知やAI・機械学習といった技術を用いてマルウェアと疑わしいものを検知・ブロックを行い、パソコンをマルウェア感染から守ります。
 
情報入出力用デバイスおよび高効率のネットワーク技術
5Gの大容量かつ超低遅延通信によって、遅延なく双方向通信が出来ることができるようになり、建設機械の遠隔操作、自動操作も可能となりました。また、これまでドローンを活用した測量はデータを取り出して解析する必要がありましたが、今後は5Gの超高速大容量の特性によってリアルタイムにデータを通信できるので、高精度な測量解析を実現することが可能となります。
 
マスカスタマイゼーションに対応できる次世代製造システム技術
一品一様のカスタム製品を大量生産(マスプロダクション)の生産性で実現する概念や仕組み。
 
デジタルものづくりに向けた革新的計測技術
人的負担を軽減する方法としての計測センサーは、スマートフォン、自動車、制御機器、AI関連機器で重要な機能となる。
 
バイオテクノロジー技術
AIの力によって、生命科学とデータサイエンスの融合・協奏がもたらす技術革新を行い、食と健康,スマートフードチェーン,スマート育種,バイオ素材・バイオマスの研究が進化し、天然資源枯渇、気候変動、少子高齢化、食料安全保障など、人類が直面する地球規模の諸問題を解決し、持続的な発展を可能にする概念。

Posted by TOSHI