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DX経営システム 資金調達・財務経理

DX経営システム 資金調達・財務経理

2024-11-30

資金調達の基本は、「負債を増す」「資本を増す」「資産を現金化」という3つの方法がある。
それ以外に、「クラウドファンディング」「補助金の活用」という手段もある。

「負債を増す」

負債を増やす方法は、公的融資・銀行融資・ビジネスローン・普通社債・新株予約権付社債など。
しかし、スタートアップ企業の場合は、融資が受けにくい。
融資を受ける際に審査が必要、審査ではこれまでの借り入れ実績や、営業利益などをチェックするので、業績の信頼度によって借入額が少なくなる可能性もある。

「資本を増やす」

資本を増やす方法は、株式を発行することで集まった資金を自由に運用可能。融資の際に必要となる保証人や担保も必要ない。
しかし、企業の合併や買収が起きた際にはリスクになる可能性もある。
発行している株の所有率に応じ、経営権が発、投資家の意向により経営者の経営権を少なくしたり、席を外される可能性もある。

「資産を現金化する」

所有している資産を売却することで、現金化する方法も資金調達の方法。
売掛債権の売却。住宅を売却して資金調達しつつ、その住宅に賃貸で住む。
購入した機材や車などの資産を売却し、リースで契約する。

「クラウドファンディングを利用する」

クラウドファンディングとは、製品のプロジェクトを公開し、第三者から資金を集める方法。
製品のテスト販売や、製品PRとしても活用できることから、個人事業主や学生でも利用することが可能。
従来の資金調達と比較し、気軽に準備が行えまする。その分利用者が多く、製品の差別化がしにくい。
通常クラウドファンディングの場合、出資額に応じたリターンを事前用意するのが一般的。
消費者から見れば、製品の事前予約という感覚で資金提供するので、出資額に見合ったリターンを用意できなければ、消費者は出資を行なはない。

「補助金・助成金を利用する」

・補助金は、申請後審査に通った企業のみが受け取れる仕組み。
・助成金は条件を満たしていれば、誰でも受け取れる仕組み
・補助金や助成金は、後払いが原則。審査を受けた事業計画書通りの運営を行なった後に、振り込まれる。

申請までの書類準備には手間がかかる。公募期間が短いことから事前準備が重要。
しかし書類の複雑さから、素人が一から作成するのは困難。
また、審査が通っても資金が振り込まれるまでにタイムラグがある。資金繰りには注意が必要。

DX化した財務経理では、決算業務もほぼ自動化・テレワークで完結でき、経営層はボタン一つで知りたい数値をいつでも取り出せる。

経理・財務が統括している社内システム

・給与システム(人事)
・購買システム(購買部門)
・販売・受注システム(営業)
・入金システム(財務)

現状のシステムが抱えている問題

・承認に印鑑が必要
・請求書や領収書、手形などの紙の処理が多い
・仕事が属人化して他の社員にはわからない
・Excelで個々に処理しているデータが多く進捗管理が難しい
・経理財務のデータベース化が遅れているため、リモート対応とリアルタイム表示が不能。

DX対策 (単なる電子化から脱却)

文書や手続きの単なる電子化から脱却。IT・デジタルの徹底活用で、手続きを圧倒的に簡単・便利にし国民と行政、双方の生産性を抜本的に向上。
データを活用し、よりニーズに最適化した政策を実現。

複数のシステムから自動的に数字を集計させ、有機的なつながりを持って表示。
「この数字が見たい」と言われてから、複数のシステムからデータを取り出して手作業で集計する業務は不要。

・経費精算業務のデジタル化
 スマートフォンで撮影された領収書のデータ化、交通系ICカードや法人カードのデータ連携、会計ソフトとのデータ連携。

経費精算という労働集約的な業務から解放され、営業は営業活動に専念でき、経理は経営層への経理的な視点からの提言など、生産性の高い仕事に時間を充てられる。

・生産性向上
・労働時間の削減
・コンプライアンスの強化
・災害下での業務遂行
・完全リモートで決算処理ができ、リアルタイムで経営層が使いたい数字が表示される状態。

財務経理のDX化ステップ (クラウドシステム自動連携)

1:経理業務のペーパーレス化を進める
  データの入力から承認まで、全てデータ化
 
2:データ連携の自動化で決算業務を自動化へ
  複数のシステムの連携を自動化
 
3:いつでも見たい数字を取り出せる状態に
  システムでデータを見やすく整理し、グラフなどにまとめて経営会議資料作成。

Posted by TOSHI