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DX体制 QCD評価

DX体制 QCD評価

2024-11-30

QCDは、Q(クオリティ品質)・C(コスト費用)・D(デリバリー納期)。

QCDの3要素は密接であり、品質を最優先すれば費用は増加し、費用を節約すれば品質が低下し、最短納期でモノを作れば品質が低下する。

品質・価格・納期の関連を理解する

・QCDでいちばん大切なのは「品質」、品質軽視は納期の延期、コストの増大を招く。
 
・システム開発において「価格」が上昇する原因は「追加・修正依頼」。プロジェクト計画初期の段階で認識の共有を徹底し、要件定義を綿密にすることで、価格を抑える。 


・システム開発ではスキルの劣る作業員のフォローをすることで、1人で作業すれば1日で終わる仕事が2人で作業することによって3日かかるといったケースが発生する。「増員しないほうが早く安くシステム開発できた」という事態になりかねない。「納期」を最優先すると品質・コストが悪い方に変化してしまう。

QCDの派生語

・「QCDSE」=QCDにSafety(安全)を加え、さらにEnvironment(環境)を追加して、安全確保や天候などの環境にも気をつけるという視点。
  
・「QCDF」=QCDにFlexibility(柔軟性)を加え、状況に応じて柔軟に対応するという視点。


・「QCDSM」=QCDにSafety(安全)を加え、さらにMoral(やる気)を付け加えた。

QC活動を補完する、「PMBOK」

・PMBOKは「Project Management Of Knowledge」のこと。
品質を維持・向上するにはどうするべきかのについて、「10の知識エリア」「5つのプロセス」という構成になっている。


・プロジェクトの最終目的であるQ(品質管理)、C(原価管理)、D(スケジュール管理)に加えて、そこにいたるまでのプロセスとして「スコープ管理」、「要員管理」、「コミュニケーション管理」、「リスク管理」、「調達管理」、「ステークホルダー管理」という6項目を追加。
さらに全体をトータルに管理する「統合管理」を含めた10の知識エリアで構成。


・プロジェクトの最初から最後までの流れを「立ち上げ」、「計画」、「実行」、「監視・管理」、「終結」という5つのプロセスに分割。
知識エリアとのマトリクスにより、どのプロセスで何を作成・管理すべきかということが定義される。

Posted by TOSHI