DXの創造モードと問題モード

【創造モードと問題モード】
人の発想の起点は「問題モード」と「創造モード」の、二つに分かれると思われる。
問題モード
いつも問題解決をしている状態。
「問題を解決さえすれば人生が良くなる」という思考。
人生の創造者ではなく、人生の被害者として生き、他に選択肢がないと感じている。
創造モード
人生で何を作り出せるだろうと、楽しみを持っている状態。
これからどんなことが起こせるかと、ワクワクしている状態。
人生は冒険の舞台で、世界は自分に貢献してくれる存在ととらえ、
たくさんの選択肢があり、創造することができるという思考。
創造モードで新たな価値を発想をする
・STORY 物語作成
アイデアをストーリーボードや漫画のように、シナリオとイラストを組み合わせ、楽しい物語形式で視覚的に表現する。
・DESIGNPITCH 提案研磨
コンセプト(狙い)を磨くための記述と会話。文字で視覚的に確認しながら、楽しい会話を交えることで、より魅力的な「言葉・文字」を見つけだす。
・BYMYSELF 自問自答
アイデア出しのとき、必ず一人の時間を作り、アイデアを深める。グループワークと個人ワークを繰り返すことで、アイデアは深まる。
・CLUSTERING 情報分類
集めてきた情報を分類しまとめると、プロジェクトメンバーが全体を理解しやすくなる。そこに新しい関係性や軸を発見することも可能になる。
・ORIGINALFRAME 縦横自作
評価軸を2つ決め、集めた情報を分類する。評価軸がユニークであれば、面白い発見がある。しかし、評価軸が一般的なものだと、そこでの発見も当たり前のつまらないことになる。
・DEFINEKEYWORD 言葉定義
調査で見つけたキーワードを異なる言葉に分解し、理解を深める。言葉を分解することで、構造として理解し、より本質的な意味に近づく。
・INTERVIEW&ENQUETE 質問調査
顧客・利用者・専門家などに質問し、その回答を得る。これらは「アイデア発想の源」になるが、それらを集めただけでは、ワクワクするアイデアにならない。
・TEAMWORK 親密関係
遠慮なく素直な意見を交換できる関係性をつくる。お互いに対等な関係は、コミュニケーションのコストを下げ、生産性を高める。
・VISUALIZATION 図解作成
議論を深めるために視覚化する。イメージや図式を利用することで、領域を横断・越境した対話がしやすくなる。
・VISION&MISSION 目的共有
プロジェクトの目的を文字で書き、プロジェクトメンバーと共有する。メンバーの目線を合わせるために、目的を見える化し、プロジェクトの迷走を避ける。
・DATAWALL 情報壁面
探偵ドラマをヒントにして、プロジェクトメンバーは、大量の情報を壁に張り、俯瞰することで、パターンや新しい関係性を特定できる。