DX(デジタルトランスフォーメーション)

2021年2月5日

DXは「デジタル技術が進化し、人々の生活をより豊かにする」ことを指す。
スウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が2004年に提唱した概念で、単純に言うと「デジタル変換」、デジタル技術による破壊的な変革も含み、既存の価値観や社会の枠組みを根底から変えていくデジタル革命の大波と理解されている。

21世紀はDXの活用が急速に広がる世界で、AIやビッグデータ、IoT、ロボットなど本格的な実用化が始まった新技術はすべてDXの波に乗って急速に普及すると見られている。

経済産業省が2018年12月にまとめた「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」は、企業におけるDXの意味を「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義。つまり企業の組織から文化、ビジネスモデルまですべてをデータとデジタル技術で変革し、今までにない製品やサービスで市場を獲得していけば、DXの勝者となり、できなければ敗者になるという厳しい選択を迫る。