4-2 DX実行 行動力

2020年12月19日

DX実行 行動力
行動力を鍛えるには、「まず手を付けること」が大事

行動力を鍛えるには、「まず手を付けること」が大事。
なぜこれが難しいのか?

その原因は「目標のイメージの高さ」=「自己意識の高さ」にある。
つまり「私だったらこれぐらいはやり遂げる!」と無意識にかまえてしまい、日々一定の熱量を投入するだけで近づいていけるのに、頂上の高さに圧倒され自ら諦めてしまう。

■やる気の出し方

  • 自分に報酬を与える

開発過程で何かを成し遂げた度に、自分へ報酬を与える。
好きなものを食べる、自由時間を取るなど、何でも良い。自分にとって魅力的な報酬を用意しておけば、物事への取り組みに楽しさが湧く。

  • パターン化してしまう

開発作業は長丁場となるので、概ね毎日やることが決まっているもの。
「やるべきこと」「やらなければならないこと」をパターン化してしまう。
日々のルーチンワークの処理を延ばさずにサクッと終わらせてしまい、新たに生まれた時間を他の作業に回せば効率があがる。

  • タスクリストを上手く使い達成感を得る

長期におよぶ開発作業は終わりが無いように見え、やる気が出ないもの。
タスクリストを使い、さらにTodoリストで日々を細分化して大体の所要時間を書く。
終わったものからチェックを入れていくと小刻みながら達成感が得られる。

  • 一番簡単にできそうなことからやる

ひとつのタスクを一度にやるのではなく、その中でも最も簡単なものからやってみる。細分化されたタスクであっても、ひとつクリアする度に達成感をえる癖をつける。

  • 自分の中で「必ず終わらせる」時間を設定する

絶対にこの時間までに終わらせるという、小さな目標をその都度決める。
1つクリアするごとに〈プチ評価〉する。
時間管理術も自然と身に付き、新たに生まれた自由時間でリラックスすることができる。

  • 集中時間を残業型にせず、早朝型にする

プライベートを充実させるため、一日単位の締め切りを午前中に設定する。
残業による締め切り対応は、生産性の悪循環に落ちいる。

  • 一度そのことから離れてみる

どうしてもやる気が出ないときは、気持ちだけ焦って何をやってもうまくいかない。そのまま取り組めばさらに効率も悪いので時間ばかり無駄にする。
そんなときは、思い切って一度そのことから離れ、気分転換してみると、やる気が復活する。

■長期計画の設定方法

  • 心理的余裕「スラック」を十分にとった開発計画を設定する

スラックがない状態が続くと、生産効率が落ちていく。
そして、がむしゃらに仕事にまい進しはじめ、暗闇のトンネルの中を進むトンネリングにはまる。
終わりが見えない中でさらに処理能力が落ちていき、結果として開発は終わらない。

  • 完成モデルの前に、試作モデルを設定する

すべての仕事は必ずやり直しになる。長期的な開発では細かいことは気にせず、全体像を描いた試作品(70%の完成度)の提示が、無駄なプロセスを省くことができ、開発モデルの早い完成品につながる。

4-2 DX視点 イノベーター」へ続く。

Posted by exa103