4-1 DX発想 価値協創

2020年12月18日

DX発想 価値協創
価値協創、多様な主体間での信頼あるデータ連携

生活者価値を共有する同業種・異業種、スタートアップ、アカデミア、政府・自治体などさまざまな主体が、既存の部門や業種の垣根をなくし、有機的かつ自律的に協創を進めるモデル。

従来の企業連携・業務提携にとどまるものではなく、生活者価値の実現を目的とした、より抜本的で有機的な連携を推進。

生活者の意思に基づき、多様な主体間での信頼あるデータ連携を進める。

価値観

企業理念やビジョン等、自社の方向・戦略を決定する判断軸。

  • 社会課題における事業機会の発掘
  • 他社にない存在意義の確⽴
  • ⽬指すべき⽅向性・戦略の企業固有の判断軸
  • 将来像の体現に向けた基本となる考え⽅

ビジネスモデル(価値観→ビジネスモデル)

事業を通じて顧客・社会に価値を提供し、持続的な企業価値につなげる仕組み。

  • 付加価値連鎖における位置づけ
  • 差別化要素及びその持続性
  • 競争優位の源泉となる経営資源・無形資産
  • 競争優位を⽀えるステークホルダーとの関係
  • 収益構造・牽引要素(ドライバー)

持続可能性・成長性(ビジネスモデル→持続可能性・成長性

ビジネスモデルが持続し、成長性を保つための重要事項、ESGやリスク等。

  • ESGに対する認識
  • 主要なステーク ホルダーとの関係性の維持
  • 事業環境の変化リスク

戦略(ビジネスモデル・成果指標KPI→戦略

競争優位を支える経営資源や無形資産等を維持・強化し、事業ポートフォリオを最適化する方策等。

  • バリューチェーンにおける影響⼒強化、事業ポジションの改善
  • 経営資源・無形資産等の確保・強化
  • ESG・グローバルな社会課題(SDGs等)の戦略への組込
  • 経営資源・資本配分(キャピタル・アロケーション)戦略

成果と重要な成果指標(価値観・戦略→成果と成果指標

財務パフォーマンスや戦略遂行の成果指標(KPI)等。

  • 財務パフォーマンス
  • 戦略の進捗を⽰す独⾃KPIの設定
  • 企業価値創造と独⾃KPIの接続による価値創造設計
  • 資本コストに対する認識
  • 企業価値創造の達成度評価

ガバナンス(ビジネスモデル・戦略→ガバナンス

持続的に企業価値を高める方向に、企業を規律させる仕組み・機能。

  • 経営課題解決にふさわしい取締役会の持続性
  • 社⻑、経営陣のスキルおよび多様性
  • 社外役員のスキルおよび多様性
  • 戦略的意思決定の監督・評価
  • 利益分配の⽅針
  • 役員報酬制度の設計と結果
  • 取締役会の実効性評価のプロセスと経営課題

4-2 DX実行 巻込み力」へ続く。

Posted by exa103