3-2 DX技術 クラウド②SaaS

2020年12月18日

DX技術クラウド②SaaS
クラウドSaaS、サーバーやストレージなどの構築や運用管理が不要。

【SaaS】
日本語で「サービスとしてのソフトウェア」を表す。
提供サービスに合わせて実にさまざまなカテゴリーが存在する。

ユーザーはサービスをWebブラウザやプログラミングインターフェースを通してアクセスすることで利用。その際に、サーバーやストレージなどの構築や運用管理をする必要がない。

■グループウェア

  • Office365
    一般的にはOfficeアプリ(Excel、PowerPointなど)があるが、SharePoint Onlineを用いたグループウェアとしての機能も充実している。組織内外で使用するポータルサイトが作成でき、ドキュメントの同時編集やファイル共有がオンライン上で実行できる。
     
  • Desknet’s NEO(デスクネッツ ネオ)
    オンプレミス版を合わせると、ユーザー数は300万人以上、顧客満足度調査でも高評価を得ている。
     
  • G Suite
    Googleが提供するオールインワンパッケージ型のグループウェア。メールやカレンダー、ファイル共有といった機能はもちろん、オンライン上で閲覧・編集できるオフィスソフトウェアも用意されている。また、GmailやGoogleカレンダーは個人利用も多く、操作に対するハードルが低い点も魅力です。
     
  • サイボウズOffice10
    Office10は300名までの中小企業向け。
      
  • サイボウズGaroon(ガルーン)
    Garoonは5,000人以上の規模でも利用可能なように設計
     
  • サイボウズkintone(キントーン)
    kintoneはカスタマイズ性に優れ、自社の業務に合わせたアプリケーションの作成が前提となるプラットフォーム。

■社内SNS

  • Talknote(トークノート)
    導入企業数の多さで、社内SNSの代表格となるのがTalknote。利用企業は24,000社を超えていて、国内ではトップクラスのシェアを誇る。
    機能自体はいたってシンプル。ミュニケーションスタイルとして「グループ」「メッセージ」「タスク」が用意されていて、一般ユーザーには複雑なことはできない。幅広いユーザーが使いこなせるのがポイント。
     
  • airy(エアリー)
    人財育成のサポートを支援する機能が特徴。コミュニケーション機能はもちろん、アンケート機能やeラーニング実装といった機能が最安価プランから利用できる。
     
  • Workplace by Facebook
    Facebook提供の社内SNS。ほぼFacebookと同様であるため、使いこなしやすいのが特徴。ほかのSaaSとの連携にも優れている点は大きな魅力。

■ビジネスチャット

  • Slack
    エンジニアを中心に世界重で人気のビジネスチャット。日本語版が公開されてから国内でもユーザー数を伸ばし、2018年には50万人を突破。国別で世界第二位の規模にまで成長した。

    ビジネスチャットとしての基本機能はもちろん、組織やチームに合わせて細かな設定変更が可能。
  • LINEWORKS
    LINEのビジネス版チャット。最大の利点は、すでに国内コミュニケーションインフラとも言うべきLINEの操作性をそのまま受け継いでいる点。ITツールに不慣れなスタッフがいても安心して導入できる。
     
  • Chatwork
    国産ビジネスチャットとして多くの導入されているチャットワーク。シンプルで分かりやすいインターフェイスに加え、タスク機能や外部連携(API使用)が魅力。
    また、完全日本語対応な点は、Slackに比べてのアドバンテージと言える。

■ERP

ERPは、Enterprise Resources Planning の略で、企業経営の基本となる資源要素(ヒト・モノ・カネ・情報)を適切に分配し有効活用する計画=考え方。

  • SAP Business One Cloud
    ERPにおける世界トップシェアを誇る、代表的なオンプレミス型ERP。基幹システムとして必要な機能を標準搭載しているのはもちろん、グローバル特化の意味で、42カ国の国別要件と27言語に対応している点は大きな強み。
    ターゲットとしているのは中小企業だが、自治体や金融機関での導入事例もあり、セキュリティレベルの高さには定評がある。そのほか、クラウド基盤を24時間365日の体制でサポート。導入支援サービスも充実。
     
  • NetSuite
    SaaS型ERPで急成長を遂げたNetSuite。2016年から3年連続で1位を記録しています。ERPをベースに、CRMやeコマース機能も統合していて、ビジネスに必要なツールを一元管理できる点が大きなメリット。
     
  • GLOVIA OM
    Salesforce上にERPを構築することで、CRM・SFAとの連携を可能にしたソリューション。すでにSalesforceを導入していたり、ERPと合わせての導入を検討中の企業におすすめ。
     
  • Workday
    財務管理と人事管理にフォーカスしたERP。ヒューマンキャピタルマネジメントやプロフェッショナルサービスオートメーションといった、独自のリソース(人材)管理機能が強み。

■会計ソフト

  • freee
    「ERPほどの規模は不要だが、会計システムについては導入したい」という中小企業におすすめなのがfreee。クラウド会計ソフトとしてリードしている。特徴は徹底的な使いやすさ、会計処理の専門知識がないスタッフでもある程度簡単に仕訳作業が行え、クレジットカードやECショッピングの取引明細を取り込めたりといった点が好評。
    会計ソフトとしての機能はもちろん、個人事業主の改行手続きや開業届作成までもサポート(会社設立freee)。コストパフォーマンスも高く、小規模事業者にも導入しやすい。
     
  • MFクラウド会計
    家計簿アプリで有名なマネーフォワードが、中小企業・個人事業主向けに提供しているのがMFクラウド会計。会計ソフトとしての利用だけでなく、「給与」「請求書」「経費精算」といった同シリーズとスムーズに連携できる点が特徴。
      
  • 弥生会計オンライン
    パッケージソフトとして多くの中小企業に使われてきた弥生会計のSaaS版。会計部門のスタッフが弥生会計をはじめとする会計アプリに慣れ親しんでいる場合は、円滑なリプレイスが期待できる。

■CRM/SFA

CRMは「カスタマー・リレーションシップ・マネジメント」の略で「顧客関係管理」と訳す。 SFAは「セールス・フォース・オートメーション」の略で「営業活動自動化」と訳す。

  • Salesforce(セールスフォース)
    営業部隊の業務支援を中心としたサービス。抜群のカスタマイズ性があるため、開発次第では自社の基幹システムとして運用可能なところが魅力。自由度の高い設計ができるのは本サービスならではと言える。外部SaaSとの連携も非常に強く、Salesforce内にシステムを構築する仕組みのSaaSもある。
    なお、中小企業向けに低価格から導入できるプランもある。
     
  • eセールスマネージャー
    CRM/SFAとしての基本機能は抑えつつ、名刺管理機能を標準搭載している点が大きな特徴。見た目がExcelに近いため、慣れているスタッフにとっては操作しやすい点もポイント。
     
  • Knowledge Suite
    料金体系が「1企業当たり」となっている点に注目。ユーザー数にかかわらずコストが同じなので、費用を抑えたい企業におすすめ。アプリケーションも多く、社内SNSやグループウェアが標準搭載されている点も特徴的。

■名刺管理

  • Sansan(サンサン)
    ユーザーがアップロードした画像をオペレータが確認・入力するというフローでデータ化がなされており、その精度は驚きの99%を誇る。日本語、英語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語の6カ国語にも対応しているため、幅広い業種での活用が期待できる。SalesforceやMicrosoft Dynamics CRMといったCRM/SFAとの連携も可能。
  • Eight
    Sansan株式会社が個人向けに提供する名刺管理ツール。人力によるデータ入力が行われており、精度については折り紙付き。個人事業主や中小企業にとって導入しやすいSaaS型名刺管理ツールと言える
  • CAMCARD BUSINESS
    OCRによるスピーディーな名刺データ化が特徴の名刺管理ツール。名刺情報の共有や外部サービスとの連携にも優れている。比較的低料金であるため、名刺管理ツールをはじめて導入する場合などにもおすすめ。

■プロジェクト管理

  • Wrike
    近年注目のプロジェクト管理ツールです。Google、amazon、Adobe、PayPalといった大企業に採用されている。
    料金プランが複数用意されており、個人から大企業まで幅広く利用可能。
    ビジネスプラン以上で使用できるタイムトラッキング機能の評価が高く、Wrike内データと細かく紐付けされている点がポイント。入力欄を自由に設定できるカスタムフィールドや、テンプレート作成機能であるリクエストフォームも魅力。
  • Asana
    見た目が美しく、操作性も分かりやすい点が人気。外部連携も豊富で、プロジェクト管理ツールとしては申し分ない、プロジェクト・タスクごとに用意されたチャットも特徴的。
  • JIRA
    ソフトウェア開発(とくにアジャイル)チームに人気のプロジェクト管理ツール。カスタマイズ性が非常に高いため、用途に合わせた設定が行えればさまざまな業種での利用も可能。
  • Trello
    Trelloは、カンバン式のプロジェクト管理ツール代表とも言えるサービス。
    機能自体はシンプルで、設定次第で外部SaaSやツールとの強力な連携も可能。料金も安く、導入のしやすさも魅力と言える。

Posted by exa103