3-3 DX知性 ブロックチェーン

2020年12月18日

DX知性 ブロックチェーン
ブロックチェーン。暗号資産のインターネット

【BC=ブロックチェーンは経済的価値=暗号資産のインターネット】

ブロックと呼ばれる取引データを入れる箱、それをチェーンで繋いでいく形状を持つ。

データが地理的に離れたサーバーに分散保持され、記録されたデータがなくならない(改竄不可能性)、また一部のサーバーが不正侵入されても動き続ける(ビザンチン耐性)という特長を備えた全く新しいデータベース。

■特徴1 デジタルデータの変更、削除、改ざんができない

すべての記録が時系列にチェーン状につながっているため、過去の記録を少しでも変えると、それ以降のブロックと整合が取れずにエラーが発生する仕組み。

改ざんされたブロックは、不正なデータとしてネットワークを構成するコンピュータに認識され、破棄されるため、データの改ざんができない。

ブロックチェーンに記録できる「取引データ」は、お金のやりとりだけではなく、証券や債権、公的な証明情報など、文字として表現できるものであれば、なんでも記録できる。

■特徴2 ダウンすることがない

ブロックチェーンは複数のコンピュータから構成され、取引の記録をその複数のコンピュータが同時に管理し、仮に一部のネットワークが壊れたとしても、2つ以上のコンピュータが稼働していれば、問題なくシステムは稼働し続ける。

■特徴3 トラストレスな社会を実現

取引相手が誰であろうと関係ない、信用や安全性を保証する第三者がいなくても大丈夫という社会となり、それを「トラストレス」といいう。
ブロックチェーンによって社会の「信頼」「信用」の仕方が変わる。

ブロックチェーンの本質は書き換えられないことによる「信頼」の担保にある。分散台帳技術により、不正や改ざんができなくなったことで、従来のビジネスに不可欠だった信頼を担保するための管理者がいらなくなる。これによる産業構造の変化が、ブロックチェーンがもたらす社会変革だ。

3-3 DX知性 IR画像認識」へ続く。

Posted by exa103