2-8 経営システム 財務経理
![経営システム 財務経理](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_900,h_900/https://exa2-60.sakura.ne.jp/afexa/wp-content/uploads/2020/11/zaimukeiri.jpg)
DX化した財務経理では、決算業務もほぼ自動化・テレワークで完結でき、経営層はボタン一つで知りたい数値をいつでも取り出せる。
■経理・財務が統括している社内システム
- 給与システム(人事)
- 購買システム(購買部門)
- 販売・受注システム(営業)
- 入金システム(財務)
■現状のシステムが抱えている問題
- 承認にハンコが必要
- 請求書や領収書、手形などの紙の処理が多い
- 仕事が属人化して他の社員にはわからない
- Excelで個々に処理しているデータが多く進捗管理が難しい
経理財務のデータベース化が遅れているため、リモート対応とリアルタイム表示が不能。
■DX対策
文書や手続きの単なる電子化から脱却。IT・デジタルの徹底活用で、手続きを圧倒的に簡単・便利にし国民と行政、双方の生産性を抜本的に向上。
データを活用し、よりニーズに最適化した政策を実現。
複数のシステムから自動的に数字を集計させ、有機的なつながりを持って表示。
「この数字が見たい」と言われてから、複数のシステムからデータを取り出して手作業で集計する業務は不要。
- 経費精算業務のデジタル化
スマートフォンで撮影された領収書のデータ化、交通系ICカードや法人カードのデータ連携、会計ソフトとのデータ連携。
経費精算という労働集約的な業務から解放され、営業は営業活動に専念でき、経理は経営層への経理的な視点からの提言など、生産性の高い仕事に時間を充てられる。
生産性向上
- 労働時間の削減
- コンプライアンスの強化
- 災害下での業務遂行
完全リモートで決算処理ができ、リアルタイムで経営層が使いたい数字が表示される状態。
■財務経理のDX化ステップ
- ステップ1:経理業務のペーパーレス化を進める
データの入力から承認まで、全てデータ化
- ステップ2:データ連携の自動化で決算業務を自動化へ
複数のシステムの連携を自動化
- ステップ3:いつでも見たい数字を取り出せる状態に
システムでデータを見やすく整理し、グラフなどにまとめて経営会議資料作成。
「3 DXの戦術」 に続く。