2-5 経営システム ガバナンス
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ガバナンス(governance)とは、統治のあらゆるプロセスをいう。 政府、企業などの組織のほか、領土、ITシステム、権力などにも用いられる広い概念。 関係者がその相互作用や意思決定により、社会規範や制度を形成し、強化し、あるいは再構成していく。
■CSR(Corporate Social Responsibility)は「企業の社会的責任」
企業が利益至上主義に傾倒せず、市民や投資家などのステークホルダー、そして社会全体に対しての責任を果たすべく、戦略を持ち自発的に行動を起こすこと。
利益のみを追い求めるのではなく社会をよくするために行動するということ。
- 環境保全や人権の保護
- 労働環境の改善
- サステナビリティ(持続可能性)
- 地域社会への貢献
- コンプライアンスを遵守
- 投資家への説明責任を果たす
■コンプライアンスは「法令を遵守する」「社会的ルールに従って行う企業活動」
法令や社会規範を遵守して、社会倫理に照らし合わせてより良い企業活動。
法令を遵守するだけでなく、反社会的勢力の排除や環境問題への取り組み、地域社会への貢献など、社会規範に従って公平公正に運営され、企業活動の結果が社会に還元されることを意識すること。
企業の事業活動に関係する遵守するべき社内ルールや仕組み。
- 根拠ある社内ルールの説明と理解の徹底
- システム面での社則遵守
- 円滑な情報伝達の仕組みづくり
- 定期的なモニタリングによる内部統制の監視
- ITへの対応とシステムの強化
■リスクマネジメントは「想定されるリスクを事前に管理」「リスク損失を回避」「不利益を最小限におさえる」
企業経営において損失を生じうるリスクを把握し、その影響を事前に回避もしくは事後に最小化する対策を講じる一連の管理プロセス。
- 取引の信用調査(与信調査)を行う
- リスクが発生した場合の対処を社内で共有徹底
- 問題発生に関する情報提供のフローを作る
- 関係各所と連携し速やかに対処する
「2-6 経営システム 法務」 に続く。