★-1 EQはビジネススキル上位

2021年3月31日

「2020年に必要なビジネススキルトップ10」は、個別のスキルとしてランキングされているが、それぞれはEQとの関連が強い

世界で根源的な能力として認知されているEQ

EQは1996年、日本でダニエル・ゴールマン著書「EQこころの知能指数」で広まり、「情動知能」とか「感情能力」として注目された心理学。
そしてEQはブームになり、今では日本の1500社を超える企業でEQの考え方が導入されている。
有名なダボス会議の2016年レポートにも「2020年に必要なビジネススキルトップ10」が発表され、6位にEQ=「情緒的知性(EmotionalIntelligence)」が挙げられている。

「2020年に必要なビジネススキルトップ10」
1 複雑な問題解決力 (ComplexProblemSolving)
2 クリティカルシンキング (CriticalThinking)
3 創造力 (Creativity)
4 マネジメントカ (PeopleManagement)
5 人間関係調整力 (Coordinatingwithothers)
6 情緒的知性 (EmotionalIntelligence)
7 決断力 (JudgementandDecisionMaking)
8 サービスディレクションカ (ServiceOrientation)
9 交渉力 (Negotiation)
10認識の柔軟性 (CognitiveFlexiblity)

EQ的色彩の強いビジネススキル

「2020年に必要なビジネススキルトップ10」は、個別のスキルとしてランキングされているが、それぞれはEQとの関連が強い。

例えば、
3位の「創造力」は、今ないものをつくることなのでビジョンを造る能力でもある。このビジョンを見る能力はEQに近い。柔軟な頭で批判的に思考するから、問題を解決し新しい価値を創造できる。

5位の人間関係調整力は、他者との人間関係のバランスをとる能力。インターネットが普及した1990年代後半以降、「Win-Win」とういEQ的言葉が使われるようになった。

8位の「サービスディレクションカ」は、消費者の気持ちになって考える「ホスピタリティー」という言葉に置換が可能で、これにもEQが深く関わっている。

9位の「交渉力」は論理で相手を説得するIQ的なスキルだが、国家の外交を見れば分かるよう、IQ的手法(論理)に加えてEQ=情緒的知性を駆使した方が成果を得られる。

Posted by eq103